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建築家の日々- 脇田山荘

Posted on 2016-10-24

建築家/吉村順三設計の脇田山荘という建物が軽井沢町内にあります。脇田美術館の敷地内にあり
ますが、普段は外観のみで内部の見学はできません。年に一度だけ、建築ワークショップとともに
見学可能となります。

吉村順三さんの建築は、何とも言えない居心地の良さがあり、私は好きで、この見学の機を
逃さず、脇田山荘には毎年訪れており、先週末も訪れました。障子も綺麗ですね。
しかも、今年は、吉村順三さんデザインの”たためる椅子”の製作をされている 丸谷芳正さん、
住宅デザイン学校でお世話になっている伊礼智さんという豪華メンバー講師による対談もあり
学ぶことが多かったです。

2階の窓側は全面開放(引き込める窓)で、床から24cmの低い台の高さから、1.6mの窓の高さ
があり、天井高さ2.17mという寸法です。1階床から2階床までの高さは2.4mですので、全体的に
低い建物となっています。この低さが、建物のプロ―ポーションを綺麗にし、ソファに座った時の
居心地の良さも生み、実寸以上の広さも感じることができます。

規格サッシの寸法は2.2mが最大で、室内建具も材料の規格寸法や、重さ歪を考えると、2m~2.2m
としたいところです。また、天井高さが少しでも低くなると、部屋を暖める気積も減りますので、暖房
効率もあがり、仕上げ面積も減りコストダウンにもつながります。

私の設計する住宅の天井高さは、2.2mを標準としていますが、このような合理的な理由から採用して
います。細かいことですが、こういった積み重ねが、目に見えない空間の居心地の良さを生み出して
います。今回のように、素晴らしい建築家の先輩から、体感を通じて、学ぶことが多いと思っています
ので、良い建築を見る旅を大切に、少しでも多く機会をつくりたいと思います。

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その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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