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建築家の日々-HOTELLI aalto

Posted on 2016-12-16

住宅デザイン学校/冬の合宿で、福島県にあるホテリ・アアルトに行ってまいりました。
益子義弘さん、河合俊和さん、大竹慎太郎さんの3人の建築家が築40年の山荘がリユースされた
建物です。

ホテルサイトからの引用ですが、フィンランド語で、HOTELLI=ホテル、AALTO=波とあるように、
北欧の心を、同じような自然とともに暮らす裏磐梯の地につなげたいという想いから、この名がつけ
られたとのことです。その名の通り、北欧の名作家具が配置されておりました。

エントランスに入った瞬間から、鳥肌が立ち、素晴らしい空間に、興奮してしまい、落ち着いて
いられませんでした。部屋に入っても、しばらく部屋でスケッチや、実測計測が止まらず、他の
部屋まで見て回りました。二日目は、ようやく落ち着き、ただ体感するだけに徹しました。
食事も大変おいしく、贅沢なひと時をすごすことができました。

寒冷地で設計活動を主としている私には、同じような環境において、このような素晴らしい空間
が実現している建築を冬に体感したことは、何よりも良い体験であり、雪の中に美しく佇み、内部
の空間も言葉に表せない良さを持つ、こんな家をつくりたいという気持ちになりました。

また訪れると思います。さて次はどの部屋に、どの時期に泊まろうか・・・もう楽しみです。
このような貴重な機会をいただきありがとうございます。
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その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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