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暖冷房と小庇 -川口の家-

Posted on 2017-06-30

放射暖冷房工事について、現地で詳細な打合せを行いました。埼玉県川口市の家で放射段冷房?っとなかなか馴染みのないことと思います。

冷房はクーラーで、暖房は床暖房でないの???っと思う方がいると思いますが、私は、家の中において、健康で快適にすごしてほしく、夏は、理想は森の中にいるような感覚でいてほしいと思っています。暖冷房稼働中は、風が無く、音もありません。自然対流を活かしてレイアウトを設計しており、また建築設計でも空気のながれを考慮していますので、吹き抜けがあっても、効率的に家中を暖冷房します。イニシャルコストは、正直高くなりますが、ヒートポンプ(空気の熱を利用する、いわゆる室外機)を1台設置すれば十分機能します。もしエアコンなら、室外機4台かもっと考えると、こちらのほうが、外のデザインもスッキリし、さらに台数が少ない分ライニングコストも安くなり、室内は快適になるといった効果があります。

暑い地域だからこそ、放射暖冷房は効果的ですので、ご興味のある方は、是非ご連絡ください。もちろん、いつもやっている寒冷地でも暖房のみで同様の方式を採用し実績もあります。効率的でしかも家全体を自然に温めます。寒冷地での採用に、ご興味のある方も是非。

写真の解説ですが、上の写真は、その暖冷房の配管です。どこに通して、どこから機器に設置するかなどの打合せをした結果の状況です。下の写真は、窓の小庇です。雨が続く蒸し暑い日、ジメッっとした時に、少し窓を開けて、空気入れ替えたい時、これが無いと、雨が家の中に入ってきます。ちょっとしたことですが必要な部材です。素材は、外壁と同じガルバリウムです。凄く綺麗でした。

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その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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