軽井沢の建築設計事務所|一級建築士事務所アトリエカムイ|建築家 / 井野 勇志|新住協Q1.0住宅|高断熱|別荘

BLOGブログ

軽井沢の建築家の日々-建築家・宮脇檀のドローイング展

Posted on 2017-07-22

大工である祖父の影響もあり、建築の道へ進み高校生の時に、有名建築雑誌で、雑誌賑わす美しい国内の海外を見て、大きく影響受けておりましたが、卒業頃には、「建築と人の距離感」について考え始め、家具にも興味を持ち始めました。その後、いつだったか地元の多くの専門書を取り扱う本屋で見つけた宮脇檀さんの本「人間のための住宅のディテール」に出会いました。まさに、私が探していた内容がここにあるのでは?っと衝動買いし、読み込みました。その後、宮脇さんの本を集め読んでおり、住宅建築の興味がぐっと深くなりました。しかし、なかなか実作を体感する機会もなく、今日に至ってしまいましたが、先日、2棟の住宅を拝見することができました。

私が宮脇さんに興味を持った頃には、すでに亡くなられておることもあり、本の中でしか知らない方でしたが、作品体感は、今までの読んだ本の内容をなぞらえるような感覚がありました。そして、東京で行われているドローイング展も最後に見学し、子供のおもちゃの絵まで描かれている手書きの平面スケッチなどの表現に、ニヤニヤしながら嬉しい気持ちが高まりながら、見入ってしまいました。

約20年前に宮脇さん本に影響を受けての住宅建築家になりたいという気持ちの背骨を持ち、この方向性を大切にしながら、たくさん先生方や先輩方に影響受けてきました。改めて、影響を受けてきた方々の作品の写真を並べて、全体を眺めながらこの背骨をしっかり大切にしたまま、ここまできたんだなぁ~っと、自分一人で納得しながら改めて感じました。

ドローイング展は明日7月23日までですが、どうやら各大学も巡回するようなことが書いてあったので、もし近くにきたらまた見たいと思います。
※スケッチは私が書いたものです。

Tag / ,

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

PAGE TOP