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初期プランまでのプロセス~エスキス

Posted on 2019-03-09

今までご紹介していなかったと思いますので改めて。計画案の依頼から最初のプランまで、アトリエカムイはどんな事をしているか、ひとつの例をもとに、エスキスをご紹介します。

まずは、建て主さんの要望を頭におきつつ、その後、必ず敷地に足を運びます。日射の入り方、風の流れ、隣地との関係、敷地内にある樹木のプロット、そして、どこが一番気持ち良い場所が、体に染みこませるように、何度も敷地内を歩き確認していきます。敷地に行ったら、すでに頭の中では色々な想像が膨らみ始めます。事務所に戻るまでの車の中、お昼を食べながら・・・もう手を動かしたくなる時間に入ります。事務所に戻り、まとまった時間を使って、小さめの敷地図を描き、その場所で感じた事をメモしたり、全体の形や配置を書き、コンセプトなどもどんどん書きこんでいきます。ネタ帳のようなものですね。

次に、縮尺1/200の正確な敷地図を書き、後退線と庇の出を考慮した建物計画範囲も書き、具体的なプランを1/200で進めます。車の動線、雪の落下、道路までの距離、内部での住まい手の動線と来客の動線、洗濯物の干場、居心地、居場所、楽しくなる居場所・・・などなど書けば書くほど、頭の中では、次から次に課題が出てきます。

その後は、何度も繰り返しです。1/200で良いと思ったら、1/100で書き正確な寸法で予算と面積を見比べ修正し、1/200の配置に戻して、敷地の中、敷地外との関係、日射の関係などと見比べ、また、同時に屋根の形も考えます。納得いかなければ、これが繰り返されます。ちなみに、私は鉛筆でないと案が出てこないので、この段階では、ひたすら鉛筆で書きます。
納得いく案がでなく、数日~1週間以上、悩むこともあります。辛い時期でもありますが、そういう時は、リフレッシュのためジムやカーリングをにし出かけたり、美味しいものを食べに出かけたり、遠くに出かけたりします。そんな時、案が出てくることも多いので、たいてい、バックの中には、その時悩んでいるエスキスとスケッチブックと鉛筆が入っています。

家の設計は、常に敷地の条件も住まい手さんも異なるため、どの家も必ず同じになりません。このようなプロセスを通じて、敷地と住まい手さんと向き合い、そして、その人らしい、その敷地にあった初期の案がまとまっていきます。

いつもこんな過程が面白くて、楽しみながら、設計を進めています。ですので、たまに、スポーツジムにいたり、カーリングをしていたり、旅行に出かけていることもありますが、遊んでいるわけではありません(笑)あくまでもリフレッシュですよ(^^;



その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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