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設計構造検査と窓確認ーモリノスー

Posted on 2019-05-23

上棟から早いもので2週間経過しました。壁の構造材、金物、断熱工事の下準備など各所細かい工事が進められています。昨日、窓が納品されたとのことで、細かい納まりについて大工さんと確認し、さらにすべての構造金物や構造部材の固定方法、防火材の仕様と範囲など確認しました。週末には、瑕疵保険の検査員による構造検査が行われますが、瑕疵保険の検査はあくまでも抜き取り検査です。設計検査では、全数、さらに経験から感じた指摘なども含めてじっくり検査、対応方法の提案をします。
耐震のための構造用合板は、外側、中心ともに15㎝間隔に指定した釘(N50)で固定が必要です。材料によって間隔が異なり勘違いも多い箇所ですので、しっかり確認します。今回は猫トイレ用にドレーキップ窓も設置されます。火災の恐れのある範囲は、耐震性にも透湿性にも優れている材料を使っています。厚さ12㎜のこの材量と高性能グラスウール等とすることで大臣認定の防火構造となります。規格品で9㎜があり安いのですが、ここで材料選定を間違えると防火構造でなくなり大変ですので、再度確認します。

窓の位置の最終確認です。設計では地窓でしたが、お隣さんと視線が重なりそうなので空が見えるように天井に近い位置に変更です。現場にターポリンも設置しました。弊社、工務店さん(古澤建築さん)、新住協の燃費半分~の3つです。  現場には、鯉のぼりが飾ってありました。どうやら建て主さんが設置したようです。こういうアイテムがあると、現場が和みますね。何だか嬉しい!

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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