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制振ダンパー実験研修会へ

Posted on 2019-07-25

昨日は、新住協関東支部の研修会として開催した制振ダンパー実験について、埼玉県川口市にあるアイディールブレーン株式会社様へ行ってきました。アイディールブレーン様が開発販売しているミューダムという制振ダンパーの能力を見るのはもちろんですが、今回は、①筋交いのみ、②流通耐力壁のみ、③ダンパーのみ、④流通耐力壁と制振ダンパー、⑤構造用合板と制振ダンパーの5パターンについて、実験をみることができました。
加振と同時に、柱が浮いたり、めり込んだりして、壁がゆがみだし、建築の専門家としても恐ろしい光景で衝撃的です。ですが何より、今回の実験により、どの程度の荷重がかかると、どこが破損し、建物倒壊までいたらないまでの最大荷重がかかるとどう破損し、第二派の地震時にはどんな状態で地震をうけるかなど、実験を通じて学ぶことができました。
制振ダンパーは、家1棟に1個あればよいというものではありません。家の構造設計、地盤、基礎がしっかり設計ができたうえで、地震の力を効率よく逃がすために、バランスよく配置設計する必要がありますので、改めて、構造設計の重要性と大事さ、そして耐力壁と制振ダンパーの関係ついて学ぶ貴重な機会となりました。

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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