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石工事2- ガクブチのある家 -

Posted on 2020-05-19

この家には、壁に二種類の石が貼られています。
玄関アプローチでは、柔らかい表情の石と木の格子、そして木の格子先にある樹木が訪れる人を優しく迎えてくれます。玄関ホールの石は、外の石とも合う表情でありながら、少し硬い素材が陰影を美しく表現し、訪れる人の目を楽しませます。メインとなるリビングに訪れるまでのアプローチを単調にせず、素材の質感、光と陰、直線と曲線、室内の高さ、さらには樹木や外と内部の繋がりなどを操作することで、この家では、豊かな表現を楽しめる空間ができています。写真では伝えきれないですね。各工種の職人の皆さんには、本当に綺麗に仕上げていただいています。皆さんの力が結集し、本当によいものが出来上がってきています。感謝感謝です。
 

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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