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新規プロジェクトのお知らせ-カテの家-

Posted on 2020-11-11

新規プロジェクトのお知らせです。

場所は、長野県軽井沢町。国道にも近く利便性が良く、南面が開放的で日当たりの良い場所において、縁あって小さなお子様がいるご家族の住宅の設計を行いました。既に、軽井沢に住んでいるため、四季の変化や生活は良くご存じで、軽井沢での生活を楽しまれていることを感じていました。打合せ中は、軽井沢での生活をさらに楽しもうという気持ち、そして住まい手さんの価値観がしっかり伝わってきて、設計ではその期待に応えるように、しっかり反映されています。

本プロジェクトは、「カテの家」として名付けました。住まい手さんは、ご夫妻ともに料理が好きで、この家での中心は台所、”食”が中心となります。また、設計をまとめていく過程で、色々なシーンが頭の中に常にありました。「食卓での家族揃っての食事」「リビングの大きなソファで家族がくつろぐ」「各部屋にいても吹き抜けを通じて家全体の気配を感じる」など、家族の日々の活動の源がすべてここにあるという意図がより強く表現されている家となっています。この2つのことから、”食料”と”活動の本源”の意味を持つ”糧”の文字をカタカナで表現しました。

なお、この家の仕様は、「燃費半分の家」Q1.0に、耐震等級3(住宅性能評価機関による証明書取得済)で、さらに、パッシブ換気(機械に頼らず、自然な空気の流れだけで家中を換気する方法)による住宅です。

すでに基礎工事着工済ですので、順次、工事進捗状況をお知らせいたします。


その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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