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構造金物の確認 - カテの家 -
Posted on 2021-01-27
年明けてから、現場では、構造金物の取付が行われています。進捗に合わせて随時設計監理者として確認しています。内容としては、「基礎と柱を直接つなぐホールダウン金物」、「柱と土台をつなぐ金物」、「柱と梁とつなぐ金物」、「金物工法のピンの確認」など、種類はたくさんあります。地震発生時に1本の柱に、どれだけ引き抜きかれる力がかかるか構造計算で検証しておりますが、実は柱1本1本、力の負担は違います。地震の方向によっては、引き抜かれるのでなく押しつぶされるように力がかかる柱もあります。つまり、計算では、大きく引き抜かれるものもあれば、それほど引き抜かれない柱もあります。計算に基づいた図面どおり、柱ごとに適切な金物を設置しているか、柱の上下(柱頭、柱脚)で確認していきます。問題なく、耐震等級3の金物となっておりました。もちろん、それだけでなく、耐震壁の位置、仕様、釘ピッチ、そして、床の剛性、構造材の大きさ、接合金物などなど、チェックの項目は多数です。断熱と気密のことも考えながら、施工性と適切な耐震性で進むように、再チェックし現場で打ち合わせをして進めています。
なお、薪ストーブの下部のみ、薪ストーブが必要とする熱抵抗値にあった白い不燃材料で下地を施工しています。見えなくなりますが、大事な部分ですね。